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執筆者の写真琉球補聴器-更新担当

賢さん通信73号

2025年1月発行

栗山英樹監督への質問

こんにちは!株式会社琉球補聴器、代表取締役の森山賢(けん)です。賢さん通信第73号をお送りいたします。どうぞよろしくお願いいたします。


さて、先日、12月18日(水)にハーバービューホテル内の大きな会場で行われた栗山英樹さんの講演会に参加してきました。侍ジャパンを世界一に導いた栗山監督を講師に招いた琉球放送さんの70周年記念講演会です。スポンサーなど招待された150人程度だけが参加できるもので、会場には新聞やテレビでよく見かけるような、地元の有名企業の経営者ばかりがいました。


その会場は普段、結婚披露宴が行われるような場所。丸テーブルがいくつも並び、それぞれ、6名程度がゆったり座れる感じになっていました。また、今回はお食事付きで、そのお食事も大変立派なもの。席に着くと、それぞれのテーブルで名刺交換が行われ「今日は楽しみですね」と世間話をしながら栗山監督を待ちます。


そして、時間になって栗山監督が登場。琉球放送のアナウンサーの方が司会を務められ、時間ぴったりに90分間の講演がスタートしました。


今回、来ていた大半が経営者ということもあり、経営者向けの話をしてくださいました。世界一になったWBCでの裏話、大谷選手を筆頭に、ダルビッシュ選手、源田選手他、あのとき実はこんなことがあったんですということを話してくださいました。


90分の講演はあっと言う間に終わってしまい、ただ、終了時間まで4~5分だけ余り、司会の方から「時間もあまりないのですが、お一人かお二人だけ、質疑応答を受けたいと思います」とありました。会場には百戦錬磨の社長たちが集まっています


が、やはり世界一の栗山監督を目の前にして、みなさんすごく緊張しているのがわかります。さらに、地元でとても有名な経営者が約150人も集まっている中で、手を挙げて質問をするというのはとっても勇気がいることです。


私は思いました。もうこんな機会、一生ないかもしれない。アナウンサーの方から「挙手をお願いします」とあってすぐ、私は勇気を出して手を挙げました。周りを見渡すと、手を挙げているのは私だけでした。


私から質問は、現役時代の自分よりも華々しい成績の選手たちとどう向き合ったかというもの。栗山監督はヤクルトにドラフト外でテスト入団。選手時代の成績は華々しいものではありません。

だけれども、WBCでは大リーガーを筆頭にスーパースターを招集し、まとめあげました。私は経営者としてスタッフを見ていると、現役時代の自分よりも様々な面で優れている子が多く、器が小さい私としては、どこかで気後れしてしまうこともある。そういった子たちに対して、どう指導をしたらいいですか?栗山監督はどのようにされていましたか?といった質問をしました。


すると、栗山監督は私の目を見て「大きく2つあります」と教えてくださいました。ひとつは素直なままの自分でいくということ。もうひとつは、絶対にウソはつかないということ。それぞれについて、また私の目を見て説明してくださり、栗山監督とずっと目が合っている私は、まるで時間が止まっているような感覚になっていました。


とても誠実に答えてくれた栗山監督に、益々、人としての尊敬の念をいだき、これから、栗山監督の教えを胸に刻み、社員のみんなとしっかり向き合っていきたいなと思いました。本当に素晴らしいお人柄、素晴らしいお話でした。



 

賢さんおすすめの一冊

書影

『あした死ぬかもよ?』 ひすいこたろう著 ディスカヴァー・トゥエンティワン


もし、明日死ぬとしたら今日をどう生きる?という意味のタイトル。生きているというだけで奇跡ということが感じられ、また、自分がいかに当たり前という病にとりつかれているかに気づかせてくれる一冊。

この本は、年のはじめに「今年一年をどう生きるか?」を考えたい人にとくにおすすめです!

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